手湿疹の必需品と対策

手湿疹の敵「経皮毒」

手湿疹の原因の一つとして、経皮毒(けいひどく)が挙げられます。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、経皮毒とは皮膚などの粘膜から体内に吸収される有害な物質のことを言います。なぜこの経皮毒が手湿疹の原因となるかということを簡単に説明しましょう。

 

日常で使用している、食器洗い洗剤、洗濯洗剤、シャンプーやリンスなどには有害となる化学物質が含まれています。汚れを除去するためにはある程度必要となるものなのですが、長い間使用することで洗い残した成分が皮膚に蓄積され、その蓄積されたものが原因となって手湿疹などのトラブルが起きてしまうのです。

 

日常で使用するものの中に含まれる経皮毒をいくつか挙げてみましょう。「アルキエーテル硫酸エステルナトリウム」アレルギー性皮膚炎などの原因とされている物質で、洗浄効果を高める効果があることから、シャンプーや台所用洗剤などに用いられています。

 

「ポリエチレングリコール」アレルギー性皮膚炎、過敏症の原因と言われている物質で、潤滑剤、保湿剤としてシャンプーやボディーシャンプーなどに用いられています。

 

このように、普段使っているものには、手湿疹の敵となる経皮毒が含まれるものが多く存在しています。手湿疹で敏感になっている手肌には触れさせたくないものですから、洗剤類を扱う際は、手肌を守る工夫をするようにしましょう。